受講いただいた保護者の方から感想をいただきました。

演題:性教育を家庭でどう伝えるか
日時:11月9日(月)10時~11時30分
会場:シビックセンター地下1階 レクリエーションホール
講師:染矢明日香氏 NPO法人ピルコン理事長

【感想文1】
子どもを育てる以上避けては通れない成長期と思春期。
その場面に直面した時、慌てず子どもと向き合える知識が欲しいなと思い今回の講座に参加しました。

性についてというと、思春期特有の成長や大人の性行為についてを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、体や健康、安全のこと、自分らしくあることも含まれます。
最近では「性教育」から「包括的セクシュアリティ教育」へと教育の幅が広がっているそうです。
最近日本の性教育が世界より遅れていると、ニュースでも耳にします。
国際スタンダードで世界では年間12時間〜20時間小学校から高校生にかけて繰り返し性教育が行われているのに対し、日本では年間3時間くらいだそうです。
専門的には、学校からの性教育だけでなく、家庭での幼少期からの性教育が大事とされているそうです。
日本では性について人前で話すことはタブー視され、恥ずかしいことと認識されがちですが、性について学んだ子どもは、性トラブルから身を守り、解決する力が育まれ、よりよい判断が出来るようになるそうです。
性教育は一度したら終わりでなく、生活の中で様々なテーマで繰り返し行うことが大切だそうです。
新しい発見や学びの多い講座でした。
本日講演してくださったピルコンさんのホームページもご覧いただけたらと思います。

NPO法人ピルコン ホームページ
http://pilcon.org/

家庭でできる性教育サイト「命育」
http://meiiku.com

4年 匿名

【感想文2】
一言で性教育といっても、思っていた以上に幅広く、個人差があり、こうしなければならないという正解がないことを改めて感じました。
だからこそ、学校の教育だけではなく、家庭や地域でもより踏み込んだ、包括的なアプローチが必要であると学びました。

一番印象に残ったのは、性教育は子供に聞かれるまで待たなくてよい、という言葉です。
日本では諸外国に比べ、寝た子を起こすなという、保守的で慎重な部分がみられます。
けれど、自分のことをきちんと知る権利、自分のことを自分で守る方法、自分のことを大切にする気持ちの育成が、子供たちの将来に大きく関わってくることがよく分かりました。
段階的に自分の子にも教えていきたいと思います。

たくさんの情報があふれ、簡単に手に入る中、正しい情報を子供たちに、きちんとした形で提供することができる社会、家庭が作れるといいなと思いました。

3年 匿名