第5回家庭教育講座
「英語が好きな子に育つ! ~自分から勉強する子になる親子のコミュニケーション術~」

日時:2025年10月10日

講師:一般社団法人ペアリド・英語ペアリーディング協会代表理事 あべゆかこ氏

ご参加いただいた保護者の方からいただいた感想を掲載します。


4年生保護者

10月10日にあべゆかこ講師の講座「英語が好きな子に育つ!」に参加しましたのでご報告します。

テーマは、子どもの自発的な意欲を引き出す「教えない」学習法です。最終目標は、これからの社会で活躍できる「スーパー国際人」(①高いコミュニケーション力、②専門性、③日本人としての軸を持つ人材)の育成と定義されていました。

特に印象的だったのは、その具体的な手法です。自分の考えを堂々と伝えられる自己表現力を養うにはまず「おしゃべりな子」にすること。親が先回りして世話をせず、子どもが自らの欲求を言葉にすることが、主体性や積極性を育む第一歩と強調されていました。

英語学習においては、絵本や体験等で日本語を介さず画像と英語を結びつける大量のインプットを推奨し、「知らないことは話せない」という視点は基本的ながらも重要だと感じました。また、算数や国語も、食卓での割り算やニュースへの問いかけといった、日常生活の中で思考力を養うことを推奨しており、これは家庭ですぐに実践できる内容です。

総じて、知識の詰め込みではなく、主体性を引き出すアプローチとして対話を通じて子どもの自己肯定感を育み、学ぶ意欲の「根っこ」を伸ばすという考え方が一貫していました。

講師自身は、子どものテストの点を見るのをやめるほど徹底して本人のやる気がでるまで口を出さなかったそうです。そこまではなかなか難しいと感じましたが、本人の考えを聞く、本人がやりくなるまで待ってみる、を意識するようにしたいと思いました。


6年生保護者

自分から勉強する子になる
親子のコミュニケーション
教えない教育
スーパー国際人育児法
という内容で講座を受けました。

あべさんは幼少期に親に褒められたことがない、顔色を窺う、自分の意見が言えず自己肯定感が低かったなどのご自身の経験から教えない教育のメソッドを開発されたそうです。
スーパー国際人と聞くと英語を話せるようになれば良いと単純に思ってしまいましたが、表面的な勉強でのスキル獲得ではなく、コミュニケーション力、専門性、日本人としてのアイデンティティの3つがキーワードとなってました。具体的には英語が完璧に話せなくても、自分の好きなことを見つけ極める事で、何を語るか中身が大事。そして、海外の人と交流することがあれば、日本のことを誇りに思い紹介できるかが大事とのことでした。それには、質の高い親子の時間を積み重ねる事で子の自己肯定感を高めることができ、堂々と自分の意見、主張を相手に伝えられるようになる。受け流してしまったり、論破や否定をしてしまいがちですが、おしゃべりは自己肯定感が高くないとできないことだから、とにかく内容がよくわからなくても受け止めてあげること。とおっしゃってました。

各講座からのワンポイント
教えないとは?
正解を与えるのではなく、自分で考える力をつけること。

・スーパー国際人育児法より
自己肯定感を高め、お子さんをおしゃべりに!受け身で正解を待つのではなく、自分で考えられる投げ方を。

・教えない英語講座より
英語は四技能:インプット(読む、聞く)アウトプット(話す、書く)
英語はインプットが先。絵本を読む聞く。好きな事と結びつけイメージで覚える。ツールを使って楽しく習慣化を。

おすすめの英語ツール
ラズキッズ

・教えない数学講座
日常生活の中で数、形を意識してもらう質問を投げかける。
英語が話せない、わからなくても数式を読み解くことはできる。

・教えない国語講座
新聞に親しむ!現代文を読む力は高校生からは伸びない。小さい時くら新聞に慣れさせる。
単語力があると気持ちを表現できて落ち着ける。


2年生保護者

10月10日にあべゆかこさんの講演会「英語が好きな子に育つ!自分から勉強する子になる親子のコミュニケーション」があり、お話を聞いてきました。
子供の成長を植物に例え、見えることのない根の部分を育てることが重要で、水や肥料のあげすぎも上げなさすぎもNG、適度な量を与えれば子供は自然に伸びていく。周りを気にして無目的に英語や数学、国語を教えても子供たちに無理をさせるだけ。土台作りに自然にそれらと触れる環境を作り、好きなことを見つけ自分からやりたいことがあればそれらが手段となって自発的に勉強するようになる。好きを突き詰めるためには手段としての英語や国語、算数、が必要になってくる。そういった環境を整えること。敢えてズボラになる勇気も必要。テストの点も気にせず、好きなことをさせておく。親が先回りして世話を焼きすぎるのではなく、自分で考えて試行錯誤するようにしておくことも重要。
実際、塾や習い事を詰め込みすぎて、体が拒否反応を起こしてしまったあべさんの子供たち。無理な水やりを諦めて、テストが0点だったことも気にせず、好きなこと(医者になる、宇宙に関わる仕事につく)を実現するために、子供たちは自発的な勉強を行い、医学部と東大に合格したとのことです。